マイナスワン(N-1)でハウリングなしのネット配信!

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マイナスワン

皆さんこんにちわ
プロデューサーのりっき~です。

皆さんはマイナスワンという言葉を聞いたことがありますか?

マイナスワンって何?

マイナスワンとは、複数の音声から特定の音声を消去した状態を指します。
数学的概念からきており、N個の音声からひとつの音声を引く、すなわち「N-1」であり、「エヌマイナスワン」が元来の正式呼称です。
これは通常の設備にPA(Public Address)ミキサーが必要になります。

ではこれをどんな状況で利用するのでしょうか?
よくあるのが音楽番組などでギタリストなどの前にスピーカーがあると思いますが、これがそうです。
テレビや会場には全体の音楽が流れているのですが、
ギタリストの前にはギターの音だけが流れるようになっています。
いわゆる返しのスピーカーです。

これをWEBセミナー等のネット配信でも活用しようというのが
今回の内容です。

機材の設定の仕方は知らなくても
マイナスワンでこんなことが出来るんだ~
という知識を持っていると
担当者として会場の方や配信の方との話がスムーズになります。

こんな時に使います!

ハイブリッド配信で双方向のやり取りが必要な時…
PAさんがいるような大きな会場なら問題が無いのですが、ほとんどの会場はそうではありません。
しかもアンプって、基本的に触るのNGのところが多いです。

でも、会場で遠隔地の声をスピーカーに流す場合、アンプに音声を入れないとスピーカーからは流れません。
一方、マイクの声を配信するため、アンプのOUTから音声は配信機器へと流れます。

するとどうなるか?

音声がループするため、ハウリングになってしまいます。

ハウリングの原因

これを回避するのがマイナスワンです。

こんな仕組みになります

上の図の会場アンプの前にもう一つ機材(音声ミキサー)を入れ、会場の音声とオンライン参加者の声をマイナスワンで分岐します。

マイナスワンでハウリングを無くす

特にZoomからWebex、Teams等でのウェビナーや
ハイブリッドセミナー等に良く用いられる手法です。

PAミキサーで設定を行い、
会場にはマイクとオンライン参加の方の音声を会場のアンプへ
配信PCには会場のマイクのみの音声を返します。

つまり
ミキサーに入ったオンライン参加者の音声を消去(マイナスワン)する
ということです。

こうすることで、オンラインの参加者には会場の声だけが流れますので
通常の配信と何ら変わらない状態になります。

覚えておくとめっちゃ便利

このマイナスワンの技術は、Zoom参加のあるハイブリッド配信では必須の技術になりますし、
そうでないZoomのミーティングをYouTubeに生配信やウェビナーなでハンドマイクなどを使った場合、
司会や講師の方は、自分の声がちゃんと入っているのか?
不安になることも多いため、小さなスピーカーでもあると
講演者に安心感を与えることができます。

そんなときに便利なのがマイナスワンの仕組みです。
恐らく配信向けミキサーとして販売されているものは
恐らくこの仕組みが使えると思います。

各ミキサーメーカーによって設定方法は違いますので
マニュアルを読み込んでみてください。

是非お勧めです。

もし神戸近郊でWEBセミナー等のネット配信ハイブリッド配信において
「これに困っっています」や「こんなことできないの?」
という方がいらっしゃれば、お気軽にContact Usください。

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