2025年5月最新:Instagram公式動画編集アプリ「Edits」徹底解説

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「Edits」とは?Instagram発の動画編集アプリの概要
Instagramが2025年4月に新たにリリースした公式動画編集アプリ「Edits(エディッツ)」。TikTokの人気アプリ「CapCut」に対抗する形で登場した、Instagramユーザー向けの無料・高機能な動画制作ツールです。
iOS/Androidに対応しており、Instagramアカウントでログインして使用します。
既存のリール編集よりもはるかに高度な機能を備え、長時間の撮影や本格的な編集、投稿後の分析までもアプリ一つで完結。InstagramやFacebookへの投稿はもちろん、動画のエクスポートも可能で、他のSNSでも自由に活用できます。
Instagram運営のMeta社は、「Edits」を通じて、誰もが自由に創造性を発揮できる環境を目指しており、その理念が機能の隅々に反映されています。
豆知識: Editsは2025年1月に発表され、当初は3月公開予定だったものの延期され、4月22日に正式リリース。アダム・モセリ代表は「Editsはカジュアル向けではなく、本格派クリエイターのためのアプリ」と明言しています。
Editsの主な新機能と特徴アップデート
高品質な動画撮影と編集
- 最大4K解像度・60fps・HDR対応の撮影機能を搭載。スマホだけで非常に高精細な映像が撮れます。
- 動画の長さは最長10分。短尺リールだけでなく、少し長めの動画制作にも対応。
- フレーム単位での編集、トランジション、フィルター、被写体の切り抜きや背景合成など、PCソフト並の編集が可能。
AI搭載の編集機能
- 自動字幕生成で、音声をリアルタイムでテキスト化。
- ノイズ除去・音声補正により、録音の音質もクリアに。
- 静止画をアニメーション化したり、背景除去や差し替えもAIが自動処理。
- これらの機能は他アプリでは有料の場合が多いが、Editsでは無料で利用可能。
ワークフローを統合する機能
- 撮影から編集、Instagram/Facebookへの投稿までをEditsアプリ内で完結。
- プロジェクトは自動保存。途中保存や切り替えもスムーズ。
- 出力時にウォーターマークなし。他のSNSや業務用途にも使えるクオリティ。
インスピレーションとアイデアメモ
- 動画アイデアや構成を記録できる「メモ機能」を搭載。
- リールのトレンドをアプリ内でチェックし、企画のヒントに。
- コンテンツ制作の発想から分析まで、一貫した支援設計。
投稿後のインサイト分析
- リーチ数・エンゲージメント率・スキップ率などの分析が可能。
- 視聴者がフォロワーか非フォロワーか、年齢層なども可視化。
- 分析データを活用して、より効果的なコンテンツ改善が可能に。
今後のアップデート(予定)
- キーフレームによるアニメーション編集
- AIで映像トーンの自動変更
- フォントやエフェクトの拡充
- コラボ編集(他ユーザーと共同作業)
人気編集アプリとの比較:CapCut・InShot・VNとの違い
各アプリの機能比較表(2025年5月時点)
項目 | Edits (Instagram) | CapCut (ByteDance) | InShot | VN (VlogNow) |
---|---|---|---|---|
料金モデル | 完全無料(将来的に一部機能が有料化の可能性) | 基本無料+Pro有料機能あり | 基本無料+一部課金 | 基本無料(Pro版あり) |
ウォーターマーク | なし(透かしなし) | 無料版はロゴ入り | ロゴあり(広告視聴 or 課金で削除) | なし |
編集機能の充実度 | フレーム単位編集、被写体切り抜き、合成、HDR対応 | テンプレ多数、エフェクト豊富、使いやすい | カット編集、テキスト、BGM、速度調整 | マルチトラック編集、速度カーブ対応 |
AI機能 | 自動字幕、背景除去、音声補正、静止画アニメ化 | 自動字幕、エフェクトの一部にAI搭載 | 限定的(主に手動) | AI未対応 |
Instagram連携 | ◎(投稿+分析まで対応) | △(手動投稿) | △(手動投稿) | △(手動投稿) |
使いやすさと対象 | 中上級者(Instagram中心のプロ向け) | 初級~中級者(TikTok連携に最適) | 初心者・ライトユーザー向け | 中上級者(細かい編集に最適) |
対応プラットフォーム | iOS / Android(スマホのみ) | スマホ / PC / Web | スマホのみ | スマホ / PC対応 |
Editsの強みと弱みをプロの視点で評価
Editsの強み(メリット)
- Instagram運用に最適:リールやストーリーズ投稿と完全に統合され、分析も可能。
- AI機能が無料で使える:音声処理・背景除去・アニメ化など、他アプリでは有料級の機能が標準搭載。
- ウォーターマークなし:企業案件や広告動画にも対応可能。
- 企画~分析まで一貫対応:メモ機能やインスピレーション機能でトレンドを捉えやすい。
- 今後の機能強化にも期待:Meta社が積極的にアップデートを予定。
Editsの注意点(デメリット)
- PCでは使えない:大画面での長時間編集や色補正には不向き。
- Instagram特化型:YouTube・TikTok向け分析や連携は非対応。
- テンプレートが無い:流行フォーマットをワンタップで真似ることはできない。
- 習得にはやや慣れが必要:機能が多く、初心者には難しい部分も。
- 将来的な課金リスク:一部機能の有料化可能性もあるため、注意が必要。
まとめ:EditsはInstagramクリエイターの新定番
「Edits」は、Instagramを中心に活動する動画クリエイターにとって、制作のスピード・質・分析のすべてを底上げしてくれる最強の新ツールです。
CapCutでは物足りなかった分析機能や、InShotにはない高度な編集が可能。テンプレに頼らずオリジナル作品をつくりたい方には、まさに次世代の編集アプリと言えます。