【2025年9月最新版】TikTok Shop日本版の始め方と手数料・運用の基本
Contents
はじめに
2025年6月30日、ついに TikTok Shop が日本で正式ローンチ しました。
TikTokアプリの中で「動画視聴 → 商品発見 → 決済 → 配送」までが一気通貫で行える仕組みが整い、EC事業者・ブランドにとって大きな転換点を迎えています。
本記事では、2025年9月時点での一次情報に基づき
-
出店方法
-
手数料や費用構造
-
最初の90日で押さえるべき運用のポイント
を整理しました。
※TikTok Shopは時期やカテゴリによって条件が変動します。必ずセラーセンター上の最新告知を最優先してください。
1. TikTok Shop日本版の現状（2025年9月）
-
正式ローンチ：2025年6月30日。動画投稿・ライブコマース・ショップタブ・アフィリエイト連携が国内で統合稼働。
-
新規セラー優遇の例：登録後45日以内に3商品を登録すると、最初の90日間はコミッションが3%に引き下げられるキャンペーンが実施されました。条件や期間は変動するため、最新の管理画面を確認してください。
-
標準コミッションの相場感：国内の解説記事では7%前後の記載が散見されます。ただし、最終条件はTikTok公式のセラーセンターの告知が優先です。
2. 出店登録の流れ
必要書類と手順
-
TikTok Shop セラーセンターにアクセスしアカウント開設
-
本人確認／企業情報提出（身分証スキャン、登記簿、銀行口座情報など）
-
商品登録（最低3商品以上が推奨）
-
配送・返品ポリシーを設定
-
アフィリエイト連携の有無を決定
身分証明は表裏をアップロードする形で行われ、審査完了後にショップが公開されます。
3. 費用・手数料の考え方
3.1 販売手数料（コミッション）
-
新規優遇：3商品登録→90日間3%（時期・条件により変動）
-
標準手数料：7%程度と紹介されることが多いが、カテゴリやキャンペーンで変動する可能性あり。必ず最新情報を確認。
3.2 物流
-
自社発送（MFN）：セラー自身が発送。海外市場では注文1件ごとにサービス料が課される事例もあり、日本も導入される可能性があります。
-
FBT（Fulfilled by TikTok）：TikTok倉庫を利用するフルフィルメント。米国では従量制料金が適用されており、日本の料金は別途告知されます。
4. アフィリエイト連携
TikTok Shopでは、商品ごとにアフィリエイト率を設定可能です。
クリエイターが商品リンクをつけて動画やライブで紹介し、売上に応じてコミッションが発生します。
-
管理画面で売上・報酬を可視化
-
クリエイター探索ツールでジャンル別に実績を確認
-
コミッション率はキャンペーンに合わせて変動させるのが効果的
5. 販売ポリシーと禁止商材
TikTok Shopには禁止商材ポリシーがあり、医療品や効能を断定する表現などは制限対象です。特に美容・健康カテゴリーは注意が必要です。
必ずTikTok公式のポリシーと日本の関連法規に従うことが求められます。
6. 最初の90日で成果を作る運用設計
ポイント
-
複数SKUを同時に投入し、ヒット商品を早期に見極める
-
**動画は「問題→解決→実演→CTA」**の型で制作
-
ライブ販売を短尺・高頻度で実施
-
レビューを早期に獲得し、サイズ表や比較表など「保存される情報」を同梱
-
返品条件を明確化して購入ハードルを下げる
当社PIPELINEでもSNS運用支援の現場で、TikTokを含む「検索で見つかる短尺動画×ライブ×アフィリエイト」の設計を重視しています。最初の90日はKPI設計と改善のサイクルを回す“勝負期間”です。
まとめ
TikTok Shopは、日本市場におけるECとSNSの融合を加速させています。
手数料や物流条件は変動するため、必ずセラーセンターの最新告知を参照しながら、最初の90日で「検証→改善→拡張」の流れを作ることが成功への近道です。
PIPELINEでは、SNS運用やショート動画戦略と組み合わせてTikTok Shop活用のご相談も承っています。
「これから始めたいが何から着手すればいいかわからない」という方はお気軽にお問い合わせください。
