ATEMソフトウェアコントロールの歯車は要チェック!

こんにちは!ディレクターのりっき~です。
今回はやってしまいがちなATEM Miniの音声ミスをご連絡させていただきます。
特に、PAミキサーを使われる方は要チェックです!
以前ブログで書いたソフトウェアコントロールのイコライザーとか触ったのに
なんでこんなに雑音が多いの?
と疑問に思われた方はご一読ください。
ATEMの初期設定って一体・・・
多分この歯車を触られる方、少ないんじゃないでしょうか?
(え、そんなことない?まぁまぁ、少ないという前提で・・・)
ATEM Miniに音声入力をする際に2つの考え方があります。
- マイクが直接入力されている
- ミキサーを通して入力されている
この2つのパターンがあります。
通常は。
なぜ「通常は」と言ったかというと…
ATEM Miniのデフォルトは
マイク+プラグインパワーが標準!
ん!?
マイクのプラグインパワーって何?
ってなってしまうのは私だけでは無いと思います。
各部を説明すると・・・
マイク+プラグインパワー(標準)
ケーブルに電気を供給し、その電力でマイクを動かす場合です。
多くは民生用のコンデンサーマイク使われることが多いです。
※ファンタム電源と混同される方がいますが、全く違います。はい。
マイク
まぁこれは読んで字のごとく。マイクです。
プラグインパワーと区別するために、あえて無電力マイク?とでも言いますか。
電力が不要なダイナミックマイクを使用するときに使います。
ライン
これはPAミキサー等を使う人ですね。
会場から音声をもらったり、抜けない場合に持ち込んだマイクとミキサーで
行う場合のパターンです。
で、マイク+プラグインパワーが標準になっていることが
実は大きな問題なのです。
標準のままやるとどうなるの?
このままZoom等々のマイク設定をBlackmagicにするとどうなるか?
ミキサー側に電力を供給しようとするわけなので、
本来不要な電力がケーブルに伝わります。
するとどうなるか?
・・・雑音だらけになり、聞けたもんじゃありません。
そんな状態でイコライザーなんかをどれだけいじっても
この状況からは抜け出せません。
なので、この歯車は結構重要です。 ・・・なぜこれを標準にしているのか?は不明です
ちなみに・・・
もし、この設定を知らない場合でも、
ミキサーから直接パソコンに音を取り込むことで、
この雑音地獄から抜け出せます。
ただし、ATEM Mini Extreme(ISOを含む)で、ATEM Miniで録画・録音する場合は
音声が録音されなくなるので、要注意です。
※ISOで全ポート収録している場合は、カメラのマイクで拾った音声は存在します。
でもせっかくのミキサーで調整した音が・・・もったいない
と言ったことになりかねません。
ATEM Miniは、手軽で結構いいのですが、
こうした細かな設定を行うことで
より幅広い活用ができるようになります。
雑音が解消されない!
といった時に、ご参考下さればと思います。
弊社では様々な経験をしておりますので、
お気軽にご連絡・ご相談・お問い合わせください。
ではまた!