「WHYからはじめよ」は結構ハマる!

りっき~

こんにちは。PIPELINE株式会社動画プロデューサーのりっき~です。

さて皆さんは、ゴールデンサークル理論って聞いたことありますか?
TEDの人気講義「WHYから始めよ!」のサイモン・シネックさんの提唱する理論なのですが、
YouTubeでも公開されていますので、見たことある人も多いと思います。 私も動画で知って、本も読みましたが、動画の企画案を出す場面でも使ったりします。

ゴールデンサークル理論って何?

ゴールデンサークル理論をざっくりいうと、「物事は伝える順番が大事だよ!」と言うことを言っています。
基本的には

WHY(なぜするのか?)

HOW(どうやってするのか?)

WHAT(何をするのか?)

で伝えることは説明できるとする理論なのですが
多くの人は

WHAT→HOW→WHY

の順番で考えます。
しかし人を動かすためには逆で

WHY→HOW→WHAT

の順番が正解だよ!とする理論です。

例えば
私たちはこんなスペックの超早いパソコンを作りました!(WHAT)
これを使うと、毎日の事務処理が早くなりますよ!(HOW)
私たちはこうした商品を作って皆さんの時短に協力します!(WHY)



私たちは世界中の人の時間を生み出し、豊かな生活クリエイトする企業です(WHY)
そのためには1日の中で一番ウェイトを締める事務処理の時間を短くすることが大切だと気付きました(HOW)
そこで登場したのがこのパソコンです。このパソコンはこんなハイスペックなんです。(WHAT)

ほぼ同じ言葉を使っていますが、どっちの方が刺さりますか?
結構順番変えるだけで、印象は違うと思います。

そこで!
無謀にも大企業から動画制作の依頼を受けたという妄想をして、説明してみたいと思います!

本当にPRすべきことがわかるWHY

動画制作の依頼を受けた際に、どこの会社でもヒアリングを行います。
その際に、動画制作の目的を必ず聞くのですが、
依頼者は結構「●●したい」
例えば、
「会社(商品)を知ってもらいたい」
とか、
「会社(商品)のイメージアップを図りたい」
と言う形で伝えられる方が多いです。

例えば「A社」と言う世界的にも超有名企業が
「会社のことをもっと多くの人に知ってもらえる動画を作りたい」
という依頼を私が受注したと仮定すると、
こんな感じの内容になるな~と妄想しました。

ヒアリングの中で、
多くの商品は、それぞれ知名度があり、買ったことがある人が多いので、そこをPRしたいわけではない。
そこで、「若い社員が生き生きと働いている」とか「風通しがいい会社」と言ったことをPRする動画を作りたい
と担当者から説明を受けました。

そこで私はこう考えます。
これは、確かに知ってほしいことに違いはないが、他社との差別化にはならない。
そして、このことはA社の知ってほしいことの一部でしかない。
じゃあ本当にPRすべき知ってほしいことは何だろう?

そこで登場するのが「WHYから始めよ」です。

「WHYから始めよ」で考えると…

ここで言うWHYはその会社のパーパスや経営理念と置き換えてもいいかもしれません。
A社の場合
WHYは「商品の力で世界中の人を幸せにする」
です。

つまり動画でPRしたい
「若い社員が生き生きと働いている」
とか
「風通しがいい会社」
と言うのは、 WHYを達成するための「HOW」または「WHAT」
だと言うことがわかります。
ここが大切なPOINTです。

HOWを考える

次に考えるWHYは「HOW」をどうやって実現するのか?と言うことです。

色々とヒアリングしていく中で、会社の目指すべき方向がわかってきました。
それは世界でオンリーワンの会社を目指すと言うことです。
オンリーワンになるためには、
他社にまねできない技術やノウハウが必用です。
そして一時的ではなく継続的に、技術やノウハウの引継ぎを行っていかないと、
オンリーワンにはなれません。
そして、これは社員一人ひとりが成長することが求められます。

社員一人ひとりが成長することで、WHYを実現する

つまりHOWは「社員一人ひとりが成長できる環境を作る」
と言うことになります。

WHATを考える

そして最後のWHATは、HOWを実現するために何をするのか?なので
「若い社員も生き生きと働ける環境を作る」
「風通しの良い会社を作る」
となります。

WHATが実現していることがPRしたいポイントです。

動画の流れを考える

ではどうやって動画の流れを考えていくか?なのですが、先ほどの順番が大切になってきます。
WHY⇒HOW⇒WHATの順です。

つまり、

私たちA社は
  • 商品の力で世界中の人が幸せになることを願っています。
  • そのために私たちが持っている技術やノウハウを社員に継承し、アップデートできるように社員一人ひとりが成長できる環境を整えています。
  • そして若い社員もベテランも、営業・開発・製造など、職種を超えて共に尊重し、意見を出し合い、議論し、今よりも一歩でも前に前進し、私たちが作る商品で、世界中の人が幸せになるために、一丸となって取り組んでいます。

のようなストーリーになると考えられます。

まとめ

まとめると、

お客様がPRしたいこと≠伝えたい本質ではない

と言うことと

本質を伝えないとPRしたいことも伝わらない

と言うことです。

動画は手段であって目的ではありません。
動画を制作するにはその会社が抱える問題点が必ずあって、
その問題を解決する方法を知りたいから依頼をしてきているわけです。
私はお客様とのヒアリングを受けて、結構これ活用しています。
皆さんも、ぜひ活用してみてください。

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